ビジネスの成功ににはラポールが重要、ということは知っている方も多いと思います。
人と人が関わるのであれば、相手に影響力を及ぼすためにラポールが重要であり、ビジネスの成功に向けて、ラポールについて勉強をすることはとても役立ちます。
ラポールは、フランス語で橋を架けるという意味ですが、
NLPでは、相手に心のつながりを実感してもらっている状態を作ることに関わる解説が多いです。
では、そのラポールをどのように築いていけば良いのか?
疑問に思われる方もいますよね。
ラポールを勉強していると、解説の中でよく出てくる用語があります。
「バックトラック」
「ミラーリング」
「ペーシングとリーディング」
「傾聴とキャリブレーション」
「共通点・類似性による親近感効果」
他にも目に付く用語があるかもしれませんが、ざっとこんなもんでしょう。
今回は「共通点・類似性による親近感効果」について書いていきます。
ラポールを築くために第一に行うことは、
お互いの類似点を見つけることと言われています。
類似点を見つけることはラポールを築くに最も有効だからです。
なぜなら、
人は自分と似た人に「親近感」「安心感」「一体感」
を抱きやすいという心理があります。
相手に自分との共通点を見つけると、自然に心の距離が近づいてきます。
共通点が多いほど仲良くなる傾向にあると思います。
反対に、自分とは全く共通点がない、接点が見いだせない場合は
「距離感」「警戒心」「不安感」「緊迫感」を持ちやすいといえます。
そう言った緊張状態では、ラポールを築くことは難しいです。
では、一旦そのような場面をイメージしてみましょう。
イメージのするときのポイントは
・類似性による親近効果
・共通点がある相手に対し、強い親身を感じる
例えば、
セミナーの会場やグループ活動、あるいはSNSで出会った人と、
出身地が同じ、年齢が同じ、趣味が同じだった場合、
親しみを感じたり、共通点があることによって親近感が湧き話が弾む気がしませんか?
初対面の相手ともこのような共通点を見つけることができれば、相手との距離が一気に近くなりますよ。
また、共通点を見つけるには会話をしなければなりませんよね。
会話に困ったとににも、出身地や生まれ年、趣味などは質問しやすい内容ではないでしょうか?
自分から話しかけるのは勇気がいるかもしれませんが、
相手も緊張している。初対面が苦手である。ことが想像できたら、話しかけられて嫌な気分になる人はいないのではないでしょうか?
むしろ、
嬉しい、安心する、一人じゃない、などといった
良い感情を抱いていただけるのではないでしょうか?
ラポールを築いていくテクニックとして、
相手に自分と相手の共通している可能性があることを聞いてみると良いですね。
たくさんの質問は、相手も疲れてしまい逆効果となる可能性がありますので、空気を読みながら聞いてみてください。
質問しても共通点がなかった場合はどうすればいいか?
共通点は見つからなかったけど、ラポール状態を築いていきたい。
自分にも親近感を持って欲しいとしたら・・・
そんな時には、NLPテクニックです!
「ミラーリング」
「バックトラック」
「ペーシング」
などを使ってみましょう!
「ミラーリング」は相手の身振り、手振り、態度や声のトーンにマッチングさせること。相手に寄せていくことは似ることです。
これは、その場で類似性を作るということになりますよね!
セミナーに参加した時以外でも、日常シーンでもこれらのことを意識して、
実際にエクササイズしてみましょう。
これをマスターできれば、一瞬で、相手に「親近感」「安心感」「信頼感」「一体感」を与えることができるようになるはずですよ!