「カクテルパーティー効果」って聞いたことがありますか?
カクテルパーティーのように、たくさんの人がザワザワと雑談している騒がしいなかでも、自分が興味のある言葉や自分の名前などは自然と聞き取ることができる、という経験したことないですか?
このように、人は自分にとって必要な情報だけを選択的に聞きわけることができます。
この「カクテルパーティー効果」はビジネスシーンや気になる相手との人間関係を構築する際にも活用が可能です。
例をあげてみましょう。
ビジネスの場で、初対面の人となるべく早く打ち解けて、安心した関係を築こうとしましょう。
他にも気になる異性など、距離を近づけたい人がいるとします。
そんな時、会話の中でできるだけその人の名前をさりげなく入れるようにするんです。
それだけでも無意識のうちに相手の注意が自分の方に向き、結果的に強く印象付けることになります。
かつてアメリカ次のような実験をしました。
男女に15分間会話をしてもらいます。
そして、会話をする中で相手の名前を呼んだ時と、呼ばなかった時とを比べてみました。
結果は、名前を呼んだ時の方が
「親しみがある」
「社交的」
「もう一度会いたいと感じる」
などの印象を相手に与えました。
さらに名前だけでなく、相手の興味のあることについても会話にさりげなく入れていくことも、同様の効果を生むことになります。
有能なビジネスパーソンは、交渉前に行う雑談の中で、事前にリサーチしておいた相手の関心事や、その場の会話の中から聞き出したことをベースに、こうした関心キーワードをちりばめています。
また、呼びかけの際には相手の名前をいれることも忘れません。
こうして無意識の中で相手の注意を向け、好印象を与えることをしています。
このように、実際の交渉場面の前のさりげない雑談から、すでに効果的なコミュニケーションづくりは始まっています。
この円滑なコミュニケーションの土台作り・関係づくりのことを「ラポールを築く」と心理学では呼んでいます。
関係づくりの第一歩として、このラポールは極めて重要です。
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