毎日、暑い日が続いて熱中症で救急で運ばれる人がたくさん出ていますね。
いつも健康だからといって「熱中症」にならないとは言えません。
誰もがなりうるものですので、注意が必要です。
何を注意したらいいのでしょうか。
熱中症になりやすい原因は、脱水状態や、睡眠不足、腸内環境の悪化などで体温調節機能がうまく働かなくなることにあります。
人間は暑くなると汗を出して気化熱で身体を冷やしますが、体温調節機能にトラブルが起きると自律神経が乱れてしまい、
自律神経によってコントロールされている血液循環や消化吸収、呼吸などが影響しあってしまい、
血流障害が起こり、めまいや頭痛、吐き気などの熱中症の症状が起こるのです。
体温調整機能が未熟な乳幼児や、高血圧や糖尿病、認知症など持病がある人、高齢者は周りの人のサポートが重要です。
65歳以上の高齢者はエアコン不使用で熱中症になったりするので特に注意が必要です。
テレビの天気予報等をこまめにチェックして、対処することが大事です。
環境省熱中症予防情報サイトなどを見て注意しましょう。
普段から、乳酸菌を含んだ発酵食品(ヨーグルトやキムチ、納豆など)や食物繊維が豊富な野菜を意識して食べて腸内環境を整えることが大事です。
暑い中での無理な運動を避ける事も大事です。
持病があり普段から薬を服用している、風邪をひいている、疲労がたまっているなども、抵抗力が低下していてリスクが高くなります。
発熱や下痢をしている場合も危険です。
発熱や下痢の症状が、すでに熱中症の症状である可能性もありますので、気をつけましょう。
暑いからといって、軽い食事だけで済ましていると、体力が低下し、暑さへの抵抗力が低くなってしまうので、しっかり食べるようにし、
夏に旬の食材は、体を冷やし、食欲を増進させる働きを持つものが多いので、積極的に食べるのがオススメです。
ダイエットをしている人もこの時期は危ないので食事には気を付けて過ごしましょう。
積極的に摂ると良いのは、疲労回復を促すビタミンB1やクエン酸、汗で失ってしまうカリウムなどです。
実は、熱中症の原因は高血糖にもあるそうです。
高血糖が続くと、血液中の糖濃度を下げるために水分を送り続けることになり、
体の水分が血中に送られ、脱水状態になってしまうのです。
そうなると、温度調節が上手くいかずに、熱中症になってしまう恐れがあります。
ご飯などの食べ物だけではなく、ジュースやビールなどの飲み物に含まれる糖によっても高血糖になる恐れがあります。
ビール(430ml)角砂糖約3個分 炭酸飲料(500ml)角砂糖約18個分 スポーツドリンク(500ml)角砂糖
熱中症予防の水分補給としては、即効性としてスポーツドリンクを飲むのはいいのですが、
ペットボトル症候群という清涼飲料水や炭酸飲料の飲み過ぎで起こる高血糖もあるのでジュース等の飲み過ぎには注意が必要です。
日常生活では、スポーツドリンクは糖分が多量に含まれているので避けた方が良く
ジュースも同様で、糖分の過剰摂取につながるので特に子供たちは飲み過ぎに注意しましょう。
なるべくカフェインの含まれていないお茶や水を常温で。
カフェインが含まれたお茶は、利尿作用があり水分を排出してしまいます。
暑いからといって、なんでも飲めばいいわけではありません。
普段から体調に気を付け、糖分を取り過ぎないように食生活に気を付けることも熱中症を防ぐことになります。
着るものにも気を付けたり、帽子や日傘で日光を避ける工夫も必要です。
普段からの生活が熱中症を避けることに役立ちそうです。
他人ごとではない最近の暑さ、倒れないように過ごしましょう。