学習に「ポジションチェンジ」を取り入れよう

学生に英語長文問題を教えているときの話です。

問題はこんな感じです。

定番は

「次の英文を読み、あとの問に答えなさい」

というものです。

(図)

問題文の後、問があって答える形ですね。

多くの学生は、文章を読んで問いを見て、そのあと文章に戻り該当箇所を探して解答する。

または先に問を見ておいてから、文章を読んで解答する、という解き方をしています。

問があるものについては、きかれることがはっきりしていますからまだいいのですが、

教科書の文章のように問が付いていないものについて、ただ漠然と読むのではなく、あることを心掛けて読むように言っています。

それがポジションチェンジ=ポジチェンです。

文章を読むときに、先生が時間をかけて説明したところや、強調したところはもちろんですが、

「自分だったらここを試験に出すな」

といった視点で授業を受けたり、勉強したりせよ!

ということです。

これは英語に限らず、他の教科の勉強にも言えることです。

「自分が問題を作るとしたら」

ということを常に心に留めながら取り組むと、授業の受け方や勉強の仕方が変わってきます。

心と行動を扱うNLPではこれを

ポジションチェンジ

と呼んでいます。

学習においても、学習者の視点だけでなく、教える側の視点に立った時に見えてくる世界がきっとあるでしょう。

また、ペーパー試験に限らず面接試験においてもこれは有効です。

面接官の立場から自分を見た時に、どう見えるのか。

他にも、志望理由書やエントリーシートを書く際にも使えます。

これを読む側はどう感じるのか。

相手があるものについて、あらゆる場面でこのポジチェンの考え方がとっても役に立ちます。

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