アンダードッグ効果について

こんにちは。ユーモアを暮らしの中に人生を楽しむタケッチです。

今回は前回お話に出たアンダードッグ効果についてお話します。

アンダードッグの意味は、負け犬、敗北者です。

しょっぱなからネガティブな言葉が出てきましたが

ネガティブ記事を書くわけではないので、その点はご安心下さい(笑)

 

そしてアンダードッグ効果とはその名の通り

自分の可哀想な話や悩みなどを話をして

相手から同情を得ることで相手の気持ちを自分に引きつけることです。

その結果「守ってあげたい」「手を差しのべてあげたい」

と思わせることができるんです。

恋愛において絶大な効果を発揮します。

もちろんビジネスにおいても有効です。

 

聞きなれないアンダードッグ効果ですが恋愛面、ビジネス面から解説して行きます。

目次

アンダードッグ効果を恋愛に活かす方法

男性はアンダードッグ効果を使うとモテない

恋愛においては、アンダードッグ効果を男性が使うのはおすすめできません。

男性の場合は、自分に自信を持っている人の方がモテる

ことが心理実験から分かっています。
そのためむやみにアンダードッグ効果を狙うと

女性に頼りなく思われてしまうリスクが高いからです。

 

ただし、いくら自信を持っていた方がモテると言っても、

ただの意地っ張りではダメです。
つねに自分に自信を持ちつつ、自分のダメなところを

素直に認められる男性は、女性から尊敬されます。

 

たとえば、
彼女と喧嘩したときに自分の悪い部分は

素直に謝れる男性の方が好感度が高いことが分かっています。
これはアンダードッグとはまた別の心理ですね。

 

女性はアンダードッグ効果を使えばモテまくる!!

アンダードッグ効果を恋愛に活かせるのは女性。
しかも
男性を落とす必殺技になります。

 

 

男性は弱い女性が好きです。
自分より強い女性が好きではありません。

 

霊長類最強女子の吉田沙保里さんや女医さんがモテないのはそのためです。

男性は自分より年収が高くて頭の良い女性に

嫉妬することがあっても、恋はしにくいのです。
人に頼らない自立した強い女性よりも、

男性を立てて男性に頼る女性の方がモテます。

 

ですから、女性はあえて自分の弱みを見せて男心をくすぐりましょう。
弱い女性を見ると男性は守ってあげたいという気持ちになりますし、

自尊心も高まります。

 

ポイントは健気さ

男性にアンダードッグ効果をかけるには「健気さ」がポイント。

「夕食でロールキャベツに挑戦してみたんだけど、ちょっと味が薄くなっちゃった。

お母さんの誕生日にいい時計を買ってあげようと思って、今、節約してるんだ」

元カレに振られたのは、私が理解してあげられなかったからだと思う…」

 

真面目、誠実、頑張り屋、思いやり+失敗、うまくいかない

という構図で負け顔をアピールましょう。

優しい男性ほど、このような女性を放っておけなくなります。
男性は単純なので「こんなことを言う子に悪い子はいない!!」と思うからです。

 

職場で、新人の女性が上目使いでこんなことを言ったとします。
「これってこうでいいんですか? 私なりにやってみたんですけど合ってますか?」

 

 

たったこれだけで上司の男性はイチコロ。(私もそうかも(笑))
頑張り屋さんの新人女性のために、丁寧に仕事を教えてあげようという気になります。

女性から見ればあざとい女に見えるかも知れませんが、

男性からはかわいい頑張り屋さんに見えるんですね。

 

ちなみに「あざとかわいい女性芸能人ランキング」では

1位:田中みな実
2位:石原さとみ

という結果でした。

私はどちらも好きです。

 

「あざといのにかわいい」のを許せてしまう理由を聞いたところ

7割の方が容姿と答えました。

容姿が良ければ「あざといのにかわいい」のを許せてしまうんですね。納得です。

 

 

続いてビジネスで活かす方法を見ていきましょう。

アンダードッグ効果をビジネスで活かす方法

■不器用さが武器になる

お客様によりますが、経験豊富な営業マンでは契約が獲得できず、

逆に知識も経験もあまりない新人営業マンが契約を獲得できるケースも多々あります。

これは、経験豊富な営業マンの流暢な会話やスマートな対応が相手に響いたのではなく、

新人営業マンの不器用ながらも愚直に取り組む姿勢が響いたと考えられるでしょう。

こうした、一生懸命だけどなかなか上手くいかない人や報われない人を助けたくなる、

応援したくなる心理がアンダードッグ効果であり、不器用さが武器になるケースです。

お客様によっては、流暢な営業トークやスマートな対応に不安感を抱く場合もあります。

一辺倒なやり方だけでは上手くいかないのが、

営業の難しさでもあり、楽しさでもありますね。

 

■「弱さ」よりも「ひたむきさ」

ここで、注意していただきたいのが、

あくまでアンダードッグ効果は人間のひとつの心理傾向にすぎず、

誰もが必ずしも弱い立場の人を応援したくなるものではないということです。

過剰に弱い人間を装ったり、追い込まれている状況を演出すると、

反感を買う場合もあります。

そのため、安易に「弱さ」をアピールするのではなく、

不器用でもいいので「ひたむき」に頑張ることが大事といえるでしょう。

何かのプロとして仕事をやる以上、もちろん結果を出すことが前提です。

ただ、仮に不慣れなことに挑戦することがあった際には、

安直に弱さをアピールして同情を引こうとするのではなく、

まずはひたむきに頑張るという当たり前のことを実践する必要があります。

意外と人はそうしたひたむきに頑張る姿を見ていないようで見てくれています。

 

 

最後にアンダードッグ効果で有名なのは選挙ですね。
選挙戦が終盤になると候補者はこう叫び始めます。
「たいへん苦しい選挙戦になっております!!どうか!!どうか!!

みなさまの一票を私に貸してください!!」

 

 

こう言って同情票を集めようとします。
本当は圧勝しそうなのに、負けそうだと嘘を言うこともあります。
「結局、結果を見てみたらトップ当選だった」ということもよくありますね。

 

アメリカ大統領選で下馬評では勝てないと言われていたトランプ氏が勝ったのも、

アンダードッグ効果が作用したためと言われることもあります。

 

また人間には助けた相手のことがもっと好きになるという心理があります。
アンダードッグ効果はこの心理を呼び起こすきっかけにもなります。

 

すこしだけ余談を。
同情票を入れてしまう理由にはもうひとつあって、

人間はバランスを重要視する傾向があるためと言われています。

「与党に勝って欲しいけど、あまりにも勝ち過ぎるのは嫌」という気持ちが働きます。

そのため無党派層は負けそうな方に投票することがあります。
これは心理学者フリッツ・ハイダーが提唱した

『認知的バランス理論』で説明されています。

 

 

今回はアンダードッグ効果についてお話をしました。

アンダードッグ効果は恋愛面やビジネス面で大いに役立ちます。
もしあなたが女性で好きな人がいるのなら

アンダードッグ効果を使ってみるのも良いですね。

私がNLPを学ぶきっかけはこちら↓

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

おすすめの記事